自己破産についての大きな誤算

日本では自己破産についてのイメージがよくありません。いまだに「自己破産してしまうと人生おしまいだ」といったイメージを持っている人が多いのです。しかし、こうした悪いイメージは、自己破産に対する誤解が産んだものといえます。

自己破産は、そもそも借金で苦しんでいる人を多重債務から解放し、人生の最出発を図ることができるようにしようとする制度です。そのような趣旨の制度を利用して、人生が終わってしまうなどということはあり得ません。悪いイメージから自己破産に踏み切れず、借金苦で自殺したりしてしまえば、その方が人生の終わりです。

自己破産することのデメリットといえるのは、価値の大きな資産は失ってしまうこと、自己破産後は5~7年くらい銀行からの借り入れやクレジットカードを持つことができなくなること、くらいなのです。

それよりは、それまで厳しい取立てを受けるなど返済に苦しんできた借金から解放されることのメリットのほうが、はるかに大きいといえるはずです。

住民票や戸籍謄本に自己破産したという事実が記載されることもありませんし、選挙権や非選挙権を奪われることもありません。自己破産したことは会社には通知されませんし、会社に知られたとしても、それを理由に解雇されることはありません。